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2025-05-26 18:14:00

エッセイ

子どもたちが監視されない時間帯がまったくない。

学校からはじまり部活・塾・習い事 ・携帯で位置情報は把握され・登下校も見守り隊の監視・監視カメラでの監視・・・これらによって,子どもたちは最大限に守られて安全な生活環境を得ることとなった。犯罪防止のために未来を担う子どもたちを守ることは大切なことである。

しかしながら,子どもたちは自分で考え行動する機会を失った。ある意味,言われたとおりにやるべきことをこなし,無難に人と同じことをしていれば何ら叱られることはない。安泰だ。さらに無理してやるよりもやらない方がいいという考えさえも一般論化しつつある。チャレンジして失敗して笑われるより,失敗した人をかわいそう扱いする側に立つ子がたくさんいる。

 このような環境で育った子どもたちは社会に出て仕事ができるのだろうか,社会人として周りの人たちとうまくやっていけるのであろうか。

社会に出てからは,新しいことを創造する力,仲間たちとの共有,実行に移す勇気,行為への責任などが必要と思われる。

これらを学ぶ練習が教育を受けている時期にこそ必要なのではと思う。

 塾もその子どもたちの束縛された環境のうちの1つだけど,なるべく子どもたちとフランクに話をし社会に対応できる人材育成に努めたい。もちろん日頃の学習指導は手抜きはしないが,AIの方が学習能力が上がる場合はAIに任せる。