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宿題という約束
塾では,宿題をやってくることは,「人と人との約束を守ること」と教えています。良き人間関係を作るには,まず講師と生徒の信頼関係構築が必至です。そのためには,お互いに約束したことを守ること(講師は,次回はテスト反省から開始すると約束すれば必ずそれを行うことなど)。その約束の1つとして宿題があるとしています。
時間はかかりますが,育んでいけばこの信頼関係は大きな仕事をします。受験でがんばれるエネルギーとなるからです。
「嫉妬」ではなく「憧れ」
嫉妬していては成長はない。嫉妬は自分が努力せずに相手が転落することを願う。憧れはその人のようになりたいという気持ちから努力する。大人の世界にもあるし,子どもの間でも存在する。クラスで一番できる仲間に憧れを持ち,その子のようにできる自分になりたいと願って努力する。そういった心構えをきちんと教えることが,クラス授業の第一歩であることは言うまでもない。
ちなみに,私の趣味であるテニスのクラブ内でも嫉妬が原因の不仲が生じることがある。大人は悔しい気持ちを表に出さず,嫉妬相手の弱みを見つけては陰で攻撃(悪口)を言う。その人に憐れみを感じるし,またその人のテニスの向上は望めない。哀しい限りだ。どうにかしたい。
夏期講習始まる
今年も夏期講習が始まった。中学3年生では,夏期講習→8月習熟度→10月習熟度→2学期中間→11月習熟度→2学期期末→冬期講習→1月習熟度→私立受験→公立受験 となる。1時間で1つのテーマ,例えば「理科の飽和水蒸気量や湿度の単元」を教えたとしても,全体のボリュームからして受験までの間,二度解説する時間はない。この「理科の飽和水蒸気量や湿度の単元」を教えることはもうないということだ。それを肝に据えて受験生には真剣に学ぶよう伝えたところだ。
センターの数学過去問を解いてすっきり
おそらく生徒が1人で解いていたっとしても自己満足で楽しくないところ,あーじゃないか・こーじゃないかと議論しながら共同で解き進めていった場合は楽しかったという余韻が残る。これが本番で「緊張しない」「頭がよく回る」思考を産んでくれると思う。達成感こそ教えなければならないと再確認した。
エッセイ
子どもたちが監視されない時間帯がまったくない。
学校からはじまり部活・塾・習い事 ・携帯で位置情報は把握され・登下校も見守り隊の監視・監視カメラでの監視・・・これらによって,子どもたちは最大限に守られて安全な生活環境を得ることとなった。犯罪防止のために未来を担う子どもたちを守ることは大切なことである。
しかしながら,子どもたちは自分で考え行動する機会を失った。ある意味,言われたとおりにやるべきことをこなし,無難に人と同じことをしていれば何ら叱られることはない。安泰だ。さらに無理してやるよりもやらない方がいいという考えさえも一般論化しつつある。チャレンジして失敗して笑われるより,失敗した人をかわいそう扱いする側に立つ子がたくさんいる。
このような環境で育った子どもたちは社会に出て仕事ができるのだろうか,社会人として周りの人たちとうまくやっていけるのであろうか。
社会に出てからは,新しいことを創造する力,仲間たちとの共有,実行に移す勇気,行為への責任などが必要と思われる。
これらを学ぶ練習が教育を受けている時期にこそ必要なのではと思う。
塾もその子どもたちの束縛された環境のうちの1つだけど,なるべく子どもたちとフランクに話をし社会に対応できる人材育成に努めたい。もちろん日頃の学習指導は手抜きはしないが,AIの方が学習能力が上がる場合はAIに任せる。